三カ年計画「環境変化における海面養殖」による日米科学シンポジウムの開催 |
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天然資源の開発利用に関する日米会議(UJNR)水産増養殖専門部会では、三カ年計画を立てて1年交代で日本とアメリカで事務会議と科学シンポジウムを開催しています。第45回から第47回(2017-2019)において「環境変化における海面養殖」をテーマに三カ年計画が実施されました。 海面養殖業は、気候変動により、海水温上昇、降水や台風発生の増加などの大きな影響を受けており、実態把握とその緩和策が求められています。一方、二枚貝のろ過食による海水浄化、藻類光合成や貝殻形成による炭素吸収などを通じて海面養殖が環境変化の軽減に役立つ可能性も指摘されています。環境変化と海面養殖について、日米の科学者により科学シンポジウムで議論されプロシーディングスが作成されました。ここに3年間の記録をまとめます。 第45回科学シンポジウム、2017年10月16〜17日に広島市で開催。 テーマ:「環境変化の影響を軽減する養殖の可能性」第46回科学シンポジウム、2018年11月14〜15日に米国コネチカット州ミスティックで開催。 テーマ:「環境変動下における養殖」 第47回科学シンポジウム、2019年11月12〜13日に那覇市で開催。 テーマ:「持続可能な食料供給と環境変化による影響低減のための養殖技術の応用」 |
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第45回科学シンポジウム、参加者集合写真 |
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第46回科学シンポジウム、参加者集合写真 |
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第47回科学シンポジウム、日本部会長の挨拶 |
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気候変動は世界が直面する大きな問題であり、第53回会議でもテーマとする予定です。 |
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2024年10月28日更新 |