養殖業におけるバイオセキュリティの整備
     (公衆の関心度が高い)


バイオハザード・リスク
●魚病
●家畜用医薬品の使用
●外来種の侵入
●気候変動
バイオセキュリティ・
プログラムの整備
リスク分析が効果的

科学的知識、人材養成の
必要性

(FAO,HP)

I.世界の養殖業の現状と課題-8.養殖業におけるバイオセキュリティー整備の必要性
本白書では、特別問題として、表題の「養殖業におけるバイオセキュリティの管理整備」(Maintaining Biosecurity in Aquaculture) をとりあげています。
養殖業の振興に伴い、養殖によってもたらされるバイオハザードやリスク(越境性魚病、家畜用医薬品の使用、生物学的侵入、気候変動)について公衆の関心度も高まり、養殖業の持続的発展にとっても、より適正で広範囲に受け入れ可能なバイオセキュリティプログラムを構築することが必須となっています。
バイオセキュリティへの現代的な取り組みとしては、リスク分析があります。
リスクを同定し、リスクを処理するための管理戦略を決定することで、効果的な管理手段、また実際的な意志決定が可能となります。
また、バイオセキュリティを管理整備していくうえで、科学的知識や材養成が必要です。