Ⅱ. 日本の養殖業の現状と課題-4. 養殖業をめぐる新たな動き
 我が国では、近年、クロマグロ養殖への新規参入が増加しており、平成22年における養殖業者の数は全国で78に上ります。
従来は、自然界から採捕した種苗を用いる養殖形態がほとんどでしたが、近年では、人工的に採卵・ふ化した種苗を用いた、資源に優しい養殖への取組が、各地で行われています。また、トラフグやヒラメなどの陸上養殖の取組がみられるほか、米国、香港、EU等への養殖ブリの輸出などの取組も行われています(水産物輸出の拡大のためには、相手国が設定する衛生条件等に適合することが必要であり、HACCPの導入促進や衛生証明書の発行体制整備等が重要となっています)。
企業が養殖業に参入することにより、地元での雇用の創出や地域の活性化が図られている事例もみられます。