Ⅱ. 日本の養殖業の現状と課題-3. 日本の養殖業における問題-5)赤潮の防除対策
 魚類や貝類の養殖業に被害をもたらす赤潮は、窒素、リンなどの栄養塩類、水温、塩分、日照や競合するプランクトンの有無などの要因が複雑に絡み合って発生するといわれています。近年では、平成21年度、22年度の2年連続で、八代海・有明海及び橘湾において、べん毛藻のシャトネラによる赤潮が発生し、ブリ類養殖等に甚大な被害をもたらしました(九州海域において、被害金額は平成21年には33億円、平成22年には54億円です)。このため、国は、赤潮を防除するため関係研究機関による発生メカニズムの解明及び防除技術の開発等に取り組むとともに、赤潮被害を回避するための避難漁場の整備等を実施しています。