U. 日本の養殖業の現状と課題−3. 日本の養殖業における問題−4)燃油価格の乱高下
燃油(漁業用A重油)の価格は、近年、国際的な需給関係に加え、投機資金などの影響によって乱高下し、平成20年8月には史上最高額(124.6円/リットル)を記録しましたが、その後、20年後半100から21年前半にかけて大きく下落しました。平成22年中は、おおよそ70〜80円/リットルで推移してきましたが、平成23年に入って、中東情勢の不安定化等により原油価格が再度上昇局面にあります。燃油経費は漁労支出のうち大きな割合を占めることから、今後の価格動向を注視していくことが必要です。
海面養殖業漁家においても、漁労支出のうち油費は、平成15年で599千円(全体の4.8%)、平成20年で1280千円(7.7%)、平成21年で912千円(5.9%)でした。