U. 日本の養殖業の現状と課題−3. 日本の養殖業における問題−3)魚粉の輸入単価の上昇
魚粉価格対策:
養魚用配合飼料の主原料である魚粉については、大半を輸入に頼っていますが、中国をはじめとする世界的な需要増を背景に、魚粉の輸入価格は平成22年前半に大きく上昇し、以降も高値で推移しています。
 このようななか、配合飼料メーカーでは、魚粉の配合割合を低減した配合飼料を開発すること等により、飼料価格への転化を抑えていますが、今後も魚粉の需給のひっ迫が継続した場合、養殖漁家の経営への影響が深刻化するおそれがあります。
このため、国では、平成22年度から配合飼料価格の高騰が養殖業経営に与える影響を緩和するための「漁業経営セーフティーネット構築事業」を導入しています。また、飼料メーカーや研究機関では、魚粉の代替となるたんぱく原料の開発、加工残さなどの未利用資源を利用した飼料の開発等が進められています。