Ⅰ. 世界の養殖業の現状と課題-7. 2000–2010年における養殖業振興に関わる国際的総括-7)アフリカ地域の総括
アフリカ地域について総括すると:
 2003年から2007年の間に生産量においては56%の増加が、生産額においては100%以上
  の成長がみられました。この成長は、養殖生産物の価格上昇に加えて、中小規模業者の出
  現と普及によるものであり、また海外市場向け高級魚の生産を行っている大規模な商業的
  事業の拡張によるケージ養殖への多額の投資によるものです。
 アフリカにあってはエジプトが優位を占めており、近東および北アフリカ諸国も養殖のため
  の人材育成やインフラ整備に資本を注いでいます。アンゴラ、ガーナ、モザンビーク、ナイジ
  ェリア、ウガンダ、タンザニアなどでも良好な成長がみられます。他のサブサハランアフリカ
  諸国においては、良質な資本投入や市場へのアクセスなど永続的なボトルネックによって
  足を引っ張られている状態です。
 しかしながら、アフリカ諸国政府は養殖産業への支持を表明しており、経済成長、食糧供
  給・確保、また貧困緩和において恩恵があると考えています。