Ⅰ. 世界の養殖業の現状と課題-7. 2000–2010年における養殖業振興に関わる国際的総括-11)養殖業の持続的発展におけるあるべき政府機関の形・役割

世界の養殖業界は経済的、社会的、環境的持続性を達成する長期的な能力を有していますが、この能力は、基本的には、業界にとって優れたガバナンス枠組みをもたらしかつ支援する政府機関の継続的な懸命なる取り組みに依存しています。
多くの政府機関が養殖業界に対して良きガバナンスに専念していること、 また戦略的方針決定において利害関係者、とりわけ生産者組合の関与が常識となりつつあることを、過去10年の経験が示しています。
この10年間、多くの政府機関が養殖産業の環境上のまた社会的影響について監視し、管理する能力を強化するとともに、科学に裏付けられた透明性のある方法で養殖業の影響に努めて取り組んできています。
たとえば、養殖生産者、とりわけ小規模業者を犠牲にして、たとえばコスト高で時間の無駄使いであり、また実施が難しい法律を制定するなど、過剰に反応しないということがあげられます。