I.世界の養殖業の現状と課題 3.世界と中国の養殖業生産量
 養殖生産量については、2009年(平成21年)における世界の養殖業生産量は7,304万トンで、漁業・養殖業の総生産量の45%を占めています。国別では、中国の生産量が最も多く世界の62%を占めています。
 世界の魚介類養殖生産量は2000年における3240万トンから2008年における5250万トンへ増加する中で、世界の水産物消費量における養殖業生産物の占める割合は、同期間中において33.8%から45.7%に上昇し、本年2012年には50%以上になるとされています。
 魚種別の生産量では、コイ・フナ類が2,223万トンと最も多く、全世界の生産量の30%を占めています。次いで、紅藻類が803万トン(同11%)、褐藻類が673万トン(同9%)、ハマグリ類が444万トン(同6%)、カキ類が430万トン(同6%)となっています。