I.世界の養殖業の現状と課題−11.気候変動の養殖業への影響
本白書では、特別問題として、表題の「気候変動の漁業および養殖業への影響」をとりあげています。
養殖業への影響として以下のように総括しています:
  • 熱帯・亜熱帯域では海面上昇、塩分濃度上昇により淡水魚養殖施設がより上流へとまた塩分耐性種のシフトをしいられる。
  • 中緯度地域の養殖業は加えて、水温上昇が伴い、養殖種の変更を強いられる。
  • 施設の破壊、病気の蔓延、ストックの損失が予想される。
  • 毒物の濃縮、酸素濃度の低下がおこるが適応手段が講じられるであろう。
  • このいっぽうで、海面養殖の場が広がることも考えられる。
  • メタンガスを排出しない、炭素隔離が期待されるなど養殖生産物の価値の見直し。