研究情報三重県におけるカキ種苗生産技術導入のための調査について/浦村地区

 浦村地区における水質変化について

定点図



浦村地区 各定点,0~4m層の水温

水温は5月は16℃台だったのが,激しく上下しながら8月には25℃台に到達しました。表層の水温は湾口部より湾奥部の方が1~2℃高くなっていますが,3m層以深ではあまり差は見られません。いっぽう,6月下旬にマガキの大量産卵が始まったようです。
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浦村地区 各定点,0~4m層の塩分

塩分は表層で5~31,4m層で22~33の範囲にありました。降雨によって特に表層の塩分は大きく低下し,台風9号では湾奥の表層で,12号では4m層まで大きく低下しました。また,塩分の急激な上昇は外海水の浸入によると考えられ,8月4日は全定点,全層の塩分が上昇しました。
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浦村地区 各定点,0~4m層の溶存酸素

溶存酸素は,湾口部では表層と下層の差が小さく,湾奥部では表層で高く下層で低い傾向にありました。また,湾奥部は変動も激しく,植物プランクトンおよび躍層の消長に影響されているようです。ただし,極めて低い貧酸素は見られず,最低でも3mg/L以上ありました。
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浦村地区 各定点,0~4m層のクロロフィル蛍光強度読取値

クロロフィル蛍光強度は植物プランクトン量の指標になります。湾奥に行くほど高くなる傾向が見られます。 また,表層よりも2~4m層の方が高い傾向にあります。クロロフィルも溶存酸素同様に激しく変動していて,植物プランクトンの消長や海水交換が影響を及ぼしていると考えられます。
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