イベント情報/シンポジウム
平成29年度育種情報交換会・ブリ類養殖技術研究会合同会議を開催しました
平成29年12月6日にシンフォニアテクノロジー響ホール伊勢を会場に関係県、(公財)かごしま豊かな海づくり協会、養殖関係企業及び水産研究・教育機構(本部、開発調査センター、中央水産研究所、瀬戸内海区水産研究所、西海区水産研究所、増養殖研究所)から関係者44名が参加して育種情報交換会・ブリ類養殖技術研究会合同会議が開催されました。各県から育種関係の研究開発の取り組みとして、高温や低塩分耐性のノリ、ノリの突然変異育種、低魚粉耐性マダイ、高温耐性アコヤガイの他、スマ、キンギョ、ワカメ、カキ、アサリ等の育種研究の紹介がありました。また、ブリ類関係の話題として、新型レンサ球菌症などの疾病発生の問題やブリ人工種苗生産技術開発、低魚粉耐性ブリの育種の取り組み紹介、カンパチでは形態異常や販売価格の低下などの問題の紹介がありました。また、増養殖研究所から水産研究・教育機構が実施している育種およびブリ類関連研究開発課題を紹介しました。
さらにブリの新規プロジェクトに関する情報提供として、増養殖研究所から「ブリ人工種苗普及と育種の推進をめざす新規プロジェクト構想」、開発調査センターから「ICTを活用した養殖ブリの生産管理プログラム」の2題の話題が提供され、参加者の間で活発な意見交換が行われました。
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