イベント情報/シンポジウム
平成28年度ナマコ種苗生産研究会を開催しました
平成28年度ナマコ種苗生産研究会を、11月8日に北海道区水産研究所釧路庁舎において開催しました。ナマコ種苗生産や種苗放流を行っている8道県の水産試験研究機関、種苗生産機関や、関連する研究を行っている大学、オブザーバー参加機関から計20名の参加がありました。研究会ではまず、各県で進められているナマコ種苗生産、放流に関する試験研究成果の紹介と、各県の種苗生産機関でのナマコ種苗生産・放流状況の紹介があり、技術情報の交換や問題点解決に向けた論議が行われました。そしてシンポジウムとして北海道立総合研究機構函館水産試験場の酒井勇一氏から「北海道におけるマナマコ栽培漁業の現状」、九州大学大学院農学研究院吉国教授から「熱帯性食用ナマコ類の産卵誘発ホルモンとそれを用いた増養殖の可能性」という題で講演があり、活発な質疑応答が行われました。その後ナマコ類漁獲量、漁業生産額について今年度の情報集約結果が紹介されました。また昼食後には北海道区水産研究所の施設見学も行われました。
シンポジウムでの講演 | 釧路庁舎飼育施設の見学 |