イベント情報/シンポジウム
平成26年度第一回育種研修会を開催しました
平成26年7月18日(金)~24日(木)の延べ5日間、青森県の受講者を迎えて、「DNA多型マーカーを用いたサケ科魚類異質倍数体、及びクローン性の確認についての技術講習」という内容で、南勢庁舎において育種研修会を開催しました。
講師は当所育種研究グループの尾崎主任研究員で、サケ科魚類で共通して使用可能で、異質倍数体を確認できるDNA多型マーカーとして選抜したマイクロサテライトマーカーを使い、実際に受講者の方といっしょに実験を行い、ニジマスを中心としたサケ科魚類のDNA多型データを取得した後、異質倍数体や、第二極体放出型クローン、第一卵割阻止型クローンの判定を行う実習を行いました。またDNA抽出などの作業やDNA多型マーカーのデザイン方法など実験・実技中心の研修を行いました。
今回の研修内容については、以前から魚類でのクローン性の判別方法について、有効な方法、及び実際のデータ取得までの実験工程を知りたいという要望から、具体的に分かりやすい魚種としてサケ科魚類に限定して研修を行いました。今後も参加者に有意義な内容となる研修会を目指していきます。
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